新型コロナウイルスの影響により中止となった、F1オーストラリア・グランプリ、
2020年 3月15日 アルバート・パーク・サーキットにて開催の予定であったが、
マクラーレン・チーム一名が新型コロナウイルスの感染が確認された。
この影響によりタイヤを供給している「ピレリ」はおよそ1800本のタイヤ(18億円相当)を処分することが決まった、
タイヤは燃料として再利用されるそうだ。
F1に使用されるタイヤは特殊なもので一本、100万円とも言われており、
高性能であるがゆえに輸送時にも厳しい温度管理がされるほどだ、
また、ホイールは各チームが管理し輸送する決まりになっているため、
ホイールからタイヤを取り外さなければならず、一度取り外すと一般車のようにまた取り付けるようなことはできないそうだ、
300㎞以上で走るF1のタイヤは、走行時には触れることができないくらい高温になるほどの摩擦やストレスが加わる。
一般車のタイヤで言えば、10年分をF1では数時間で消耗するとも言われており、
過酷な環境下で使うタイヤはかなりシビアな管理がなされておりF1の国際レースともなれば品質基準もかなり厳しくなる、
タイヤ性能が命とも言える世界では一度、外したタイヤをつけて走ることはありえないそうだ。
タイヤをホイールから外すと、タイヤビード(ホイールとの接地面)に大きなストレスが加わり、
再度、取り付けた時に正常にホイールとフィットしなくなり高速走行をするF1では大きなリスクにつながるそうだ。
F1という特殊なレーシングカーのタイヤともなれば普通のタイヤとは扱いもかなり違うようだ。